ジャパンオープン大会結果 出場報告書
2025年3月22日(土)〜23日(日)に開催された「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋」に大垣ノードから下記の4チームが出場し、下記の成績を納めました。
〇オンステージエントリー(13チーム参加)
ビューティーシー 優勝 優秀プレゼンテーション
〇サッカーライトウェイト(48チーム参加)
牛乳定食 5勝3敗
KSKT 4勝4敗
〇サッカーライトウェイトユース(24チーム参加)
コモル 3勝2敗1分
参加者の報告書をご紹介します。

2025年3月18日大垣市出身4チームが大会報告のために大垣市長を表敬しました。
※以下報告書の学校名学年は大会時の情報です。
ビューティーシー


大垣市立荒崎小学校 6年 橋浦 柚花さん
6年生の4月から、みんなで楽しくカメたちの話作りや工作を始めました。去年は大垣で自分だけで始まったオンステージも、私のステージで興味をもった子達が来てくれて、今年は3人の仲間ができました!なので、去年よりいっそう責任を強く感じました。でもなによりも、一緒にステージに立つ仲間がいたことで、みんなで泊まりがけで工作をする夏合宿や、クラブの日はみんなでおやつを食べながらたくさんおしゃべりをしたことなど、自分だけじゃできない、チームみんなでやることの楽しさを知りました!
私は子どものカメさんロボットと、工作、音源を担当しました。ラインセンサーを使って、海の青と砂浜の白を認識させ、青なら左、白なら右へと、動くようにプログラムし、波に沿って歩いて見えるようにしました。また、タッチセンサーを使い、障害物にぶつかったことで、センサーの数値が上がったら、左に回転し、海のゴミを避けたように見せています。
優勝すると思ってなかったので、名前が呼ばれた時は嬉しさと驚きでいっぱいでした!とても充実した一年間で、とても楽しかったです!
大垣市立宇留生小学校 6年 恵美 ひなたさん
母がめロボットを担当しました。
2年間ロボカップジュニアのサッカーリーグに参加し、全国大会に出場した経験を生かし、オンステージリーグの全国大会に出場することができきました。担当した母かめロボットは、ライントレース後、障害物をさけ、トラックの手前で止まる動きです。前進のみではなく、超音波センサーで障害物を見つけて、避けたり、トラックの手前で止めたり、トラックに乗せた赤外線ボールに向かって、ボールセンサーで正確にトラックに近づけるようにしました。
本番では、トラックの乗せた赤外線ボールの電源を入れ忘れて、母がめロボットがトラックに向かわず、関係ない方向へ行ってしまうトラブルがありましたが、リスタートでは、母がめロボットは無事にトラックの方へ進んで行きました。
審査結果は、優勝することができ、その結果を聞いた時メンバーで喜び合いました。みんなで楽しんで今までやってきて良かったと思いました。
協力、応援して下さったみなさん、本当にありがとうございました。
大垣市立日新小学校 5年 伊藤 花さん
私は最初の方、工作を沢山したり、紗和ちゃんと一緒にトラックのプログラミングをやったりしました。時間が来たら動くというプログラムだったのでリハーサルで細かく時間をちょうせつしました。
岐阜ブロックが終わってからは、私は海を光らせる役割のロボットを作りました。アーテックロボを使って、ごみを取ったらロボットがLEDにつながるボタンを押して海を光らせるプログラムにしました。ゴミのすぐそばに赤外線フォトリフレクタを設置して、ゴミを取って値が10以下になったらボタンを押すようになっています。ボタンをしっかり押せるように角度を調節しました。
ジャパンオープンで、トラブルがたくさんありましたが、みんなで協力して直して、本番では成功することができました。発表でリスタートはあったけど上手くいって、優勝とベストプレゼンテーション賞を貰えて、嬉しかったし、他の人の発表もたくさん見れたのでこれを生かして来年も続けたいなと思います。
大垣市立荒崎小学校 5年 北嶋 紗和さん
前日の調整の時にトラックのセンサーがこわれてしまい練習ができませんでした。
夜にセンサーを直してちゃんと動くか心配だったけど、土曜日のインタビューのときにはうまく動いてよかったです。またインタビューでゴミを載せたらトラックが下がるしくみが審査員の先生に褒められてうれしかったです。本番はちょっとミスはあったけど、ロボットもうまく動いて決められた時間をオーバーせず出来ました。
思っていた通りの演技ができてとてもよかったです。
来年も頑張りたいと思います。
牛乳定食


岐阜工業高等専門学校 1年 森 悠太さん
岐阜県立大垣北高等学校 1年 井 創羽さん
この度、ロボカップジュニア サッカー競技 ライトウエイト部門に出場し、全国大会まで進出することができました。結果は5勝3敗で、48チーム中暫定12位という成績を収めることができました。
私達は小学4年生の頃からロボカップに参加しており、現在高校1年生になります。これまで毎年全国大会に出場し、技術の向上とともに多くの経験を積んできました。今年の大会では、基盤発注や3Dプリンタを活用し、一から設計を行い、理想の動きを実現できるロボットを作ることを目標に取り組みました。その過程で、岐阜高専の寮にいる森君に井家まで来てもらい、週末に一緒に作業を進めたり、Zoomを活用してオンラインミーティングを行ったりするなど、チームワークを大切にしながら準備を進めました。
今年の大会は、私たちにとってペアで参加する最後の年となる可能性が高いため、これまでで最も完成度の高いロボットを作り、納得のいく結果を残すことにこだわりました。その成果として、大垣ノード大会および岐阜ブロック大会ではどちらも1位で通過し、全国大会においても上位4分の1に入ることができました。
ロボカップを通じて、多くのことを学びました。技術面では、電子回路設計や3Dプリント技術、プログラミングの知識が大きく向上しました。また、問題が発生した際に原因を特定し、試行錯誤しながら解決する力が養われました。一方で、思い通りにいかないことも多く、ロボットの動作が安定しない問題や部品の調達の遅れなど、さまざまな困難にも直面しました。しかし、それらを乗り越える過程で、対応力やチームで協力する重要性を学ぶことができました。
このような貴重な経験を積むことができたのは、多くの方々の支えがあったからこそです。浅野さんをはじめとするGINETの皆様には、活動を支援していただきました。また、技術面でサポートしてくださった鈴木さん、惠美さん、高畑さん、北島さんをはじめとする大垣ノードスタッフの皆様にも深く感謝申し上げます。皆様のご協力がなければ、ここまでの成果を上げることはできなかったと思います。本当にありがとうございました。
今後のロボカップへの参加については未定ですが、これまで培ってきた知識や経験を生かし、新たな挑戦に取り組んでいきたいと考えています。これからも技術を磨き、学びを深めていけるよう努力を続けていきたいです。
KSKT


岐阜県立羽島北高等学校 2年 畑 惺さん
今回の結果は4勝4敗でした。結果としてはリーグ分けのルールが今までと変わり全体的に相手が強くなったなかで勝率を5割にできて良かったです。
大会直前までの動いていた動きが大会当日に突然動かなくなったりするなどの問題などが起きつつもチーム内で協力して解決することができ良かったです。ロボットの動きの面では、今年新たに追加した動きが完璧とまではいかないけれど自分の理想通りに動かすことができました。
上位や他リーグのポスターなどを見て今年も学ぶことがたくさんあったので、この学びを来年以降にも生かしていきたいと思います。
岐阜県立大垣南高等学校 1年 北嶋 克地さん
今回の作戦であるボールがセンターに戻された時の動きがあまり機能することがなかった原因として速度とルールの多くが審判の裁量であるため審判が変わった時に使えないことが多くあった。
それよりも取り合いの起こらないようベクトルを使ったり中立点のボールをより決められるようにしたい。
また来年したいこととして全体的に速度を上げその上でラインをしっかりと確認できるようにしたい。
そのためにマイコンを変え読み込む速度を速くして反応までを速くできるようにしたい。
コモル


大垣市立南中学校 2年 中島 悠汰さん
今大会は大垣でロボットを動かしたときと名古屋の会場でロボットを動かしたときで動きがとても異なり、調整しないとまともに動かない状況に立たされました。1試合目ではラインセンサが反応せず、2試合目は直したラインセンサが誤作動を起こしてしまいましたが、3試合目には直しきり良い動きができるようになりました。このように、今回の大会では課題を順番に攻略することができました。次回は壁にぶつかったとき、もっと早く越えられるようにしたいです。
またロボカップの仲間も増やすことができました。主に郡上ノードの子や名古屋ノードの子と交流し、来年のロボット作りに活かせることを聞きました。そしてユース部門だけではなくライトウェイト部門のチームにも質問をし、新しいロボットを早く作りたくなりました。
今年のロボットはソフト面ではチャレンジがたくさんありましたが、ハード面ではあまり改良することができませんでした。そのため、次回制作するロボットは基盤発注をしたり、今まで使ってこなかったセンサを使ったりして、今までの経験を活かした「自分にとって新しいロボット」を作りたいです。
協力、応援してくださった皆様や大会運営スタッフの方々、ありがとうございました。
私立鶯谷中学校 1年 可知 武さん
僕はロボカップジュニア2年目で、今年初めてライトウェイトユースに出場し、結果は3勝2敗1分でした。今年は大会に出場できないと思っていましたが、大垣ノード大会の直前に中島君とチームを組むことができ、全国大会まで出場して勝ち越すことができて良かったです。
全国大会では、大垣ノードにはないタイプのロボットがたくさん出場していて、衝撃をうけました。普段見ないようなタイプの違うロボットを相手にすると、なかなか得点を決めることができませんでしたが、そのおかげで次のロボットをどうしたら良いか考えることができました。サッカーだけではなく、オンステージやレスキュー、大学や企業で研究しているロボットも見ることができて、ロボットのことをたくさん知ることができました。この経験を、次の大会にいかしていきたいです。
みなさんありがとうございました。